同じ文法のありえない英文をまとめて見る
ありえない英語で覚える
問題:日本語文を参考に、英文の空所に入る語を選択肢の中から選びなさい。
英語の有名な駄洒落(pun)「Time flies like an arrow.(光陰矢のごとし)」。これに「Fruit flies like a banana.」と続けると、flies と like の品詞が入れ替わり「ショウジョウバエ(fruit flies)はバナナを好む(like)」という意味になって大爆笑に。さて、最初の文「時は矢のように飛ぶ」の空所には、「〜のように」を表すどんな語が入るでしょう。
Time flies ( ) an arrow.
選択肢をタップして答え合わせ
正答 : like
解説
「時は矢のように飛ぶ(光陰矢のごとし)」の意味では、空所は「〜のように」を表す前置詞 like が入るので like が正解。前置詞の後ろは名詞(an arrow)が続き、前置詞自体は形を変えないので like が適切。likes の likes は動詞「好む」の三人称単数現在形で、これだと「時のハエ(time flies)は矢を好む」という別の意味になってしまう(これこそがこの駄洒落の仕掛け)。liking の liking は動名詞・現在分詞、liked の liked は過去形・過去分詞で、いずれもここでは文が成立しない。like は「好き」という動詞だけでなく、「〜のような・〜のように」という前置詞の用法も中学英語の重要事項。
へぇートリビア
出典は英語版Wikipedia「Time flies like an arrow; fruit flies like a banana」とQuote Investigator。言語学では、この文は構文的曖昧性(syntactic ambiguity)・ガーデンパス文・駄洒落の代表例とされる。flies は「飛ぶ(動詞)」とも「ハエ(名詞)」とも、like は「〜のように(前置詞)」とも「好む(動詞)」とも読めるため、Anthony Oettinger は1文だけで複数の構文解釈が可能だと示したという。計算機による自然言語処理の曖昧性の例として、1966年9月のScientific American誌で両句を用いて説明したとされる。なお、2句を合体した joke を Groucho Marx の発言とする説があるが、The Yale Book of Quotations は「Marx が実際に言ったと信じる根拠はない」とし、Quote Investigator も unsupported と判定している(最古形は1982年のUsenet投稿で作者は匿名とされる)。
出典:
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